【訃報】富岡幸雄先生 ご逝去

本学会理事の富岡幸雄先生が、去る3月4日、心不全でご逝去されました。突然の悲報に接し、驚きを禁じえません。富岡幸雄先生は、わが国の税務会計学界の重鎮であり、日本租税理論学会の創設メンバーで、つねに私たちの良き師でありました。学究の道に転じてからは常に在野精神でご活躍されました。ご逝去のお知らせを受け、ご指導を仰ぎたいことがたくさんあったのにと、痛惜の念でいっぱいです。
会員一同、心からご冥福をお祈りいたします。富岡幸雄先生、長い間ありがとうございました。どうか安らかにおやすみください。

2023年4月19日
日本租税理論学会会員一同

<富岡先生の本学会での最終のご講演>
記念講演: 税制公正化への魂の覚醒を~税界年の歩みを回顧して 富岡幸雄
[日本租税理論学会編 《租税理論研究叢書27》(2017年刊)所収]

<富岡先生のご略歴>
1925年生まれ。中央大学名誉教授、商学博士。横浜商業高等学校(現横浜国立大学経済学部)卒業、中央大学大学院商学研究科修士課程修了。国税実査官などを経て1965年中央大学商学部教授に就任。著書に『検証企業課税論』(中央経済社)、『消費税が国を亡ぼす』(文春新書)、『税金を払わない巨大企業』(文春新書)ほか多数。